今週の月曜日は,東京に出張した.
用件も終了したので,夕方ではあったけれど
行きたいお店があったので,原宿へ向かう.
竹下通りを歩いたのは何年振りだろう.
10年以上は前である.
もうすっかりと暗くなっていて,
街並みはよく見えなかったけれど,
相変わらずモードな店がある反面,
昔入ったお店が今もあるのを見て,
ちょっとだけ安心したりもした.
思えば,私が中学1年のころ一人で東京に来た時も,
この竹下通りを歩いたのだった.
歩道橋の上から見た風景をぼんやりと覚えている.
しかし,それよりも初めて焼きサンドウィッチを
食べたのが,この竹下通りだった.
東京の親戚に連れられてその喫茶店に入ったのだけれど,
トーストされたサンドウィッチを口に頬張ったときの
ゆで卵の温かさが今でも懐かしく思える.
そのあとに食べたプリンアラモードも,
初体験だったなぁ.
あの頃からすでに原宿は流行の先端にあった.
今回,ぶらりと歩いてみて思ったのは,
街ゆく人の歩く速度が遅い,ということ.
こちらがいらいらするくらい
ゆっくりと歩いている.
なにか街並みを楽しんで歩いている風でもない.
単純に歩くスピードが遅いのである.
ちょっとおしゃれな若い男性などが,
ふわふわと歩いているのを見ると,
こちらは,いらついてしまう(心の修行不足).
いつの間にか,私も関西人の歩くスピードに
なれてしまったのか,竹下通りの人波の
移動するスピードに同調できない.
だから私は,その中をスタスタと歩いた.
はたから見れば,変なオヤジと思われたかもしれない.
だが私はいつもシャキシャキと歩いていたい.
歩く姿は,その人の生きる姿勢を表している(と思う).
早く,のびのびと歩く.
スピードが速ければ,それだけ遠くまで行けるはず.
2008年2月21日木曜日
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