2008年2月4日月曜日

床屋へ通うということ

週末に髪を切った.
約1.5ヵ月周期である.
だからずいぶんと髪が増える
(長くなるのではなく,増える)

だから私はずいぶん髪を短くする.
GIカットかソフトモヒカンというくらいまで,
髪を短くする.
そうすれば,髪の手入れが楽だし
(髪はすぐに乾くし,シャンプーの量も減る),
なにより頭の働きが良くなるような気がする.
とくにサイドを短くするとスキッとする.
そして,床屋に行く周期が長くなって,床屋代が浮く(笑).
そんなわけで私の髪は歳をとるにつれ,
どんどん短くなってきている.

私は髪を切るのは床屋と決めている.
美容室では切らない.
ここらへんは,こだわってしまう.
男子たるもの,やはり床屋なのではないだろうか.

関西に来てから3回ほど引っ越しをした.
こうして新しい場所に引っ越すと困るのが床屋である.

初めて入る床屋は,かなりドキドキする.
床屋の雰囲気,おじさんの人柄や腕,
これらがすべてそろわないと,
床屋はリラックスする雰囲気にはならない.
お気に入りの床屋を見つけることができる人は幸いである.

そして,次に問題となるのは,自分の希望の髪型を
うまく伝えられるかどうかということ.

私は見てのとおり人相が悪い.
これで髪を短くすると,角刈りとなって,
本当に見た目から怖い人になってしまう.
そこで,

「短く,でも角刈り風にならないように.
角をとってまぁるく。
優しい人に見えるようにしてください」

などと頼んでみるのだけれど,
結局のところ,おじさんの主観によって
できあがりはさまざま.
ブルーな気分で床屋から帰ったことも,
決して少なくない.

その結果を受けて,次の機会には
また注文を少し変えてみる.
こうして複数回フィードバックすることによって
ようやく我慢できる髪型に近づいていく.
ここまで来るのが大変.
なんたって,次の機会は1.5ヶ月後なのだから.

今の床屋に落ち着いて2年程度となる.
ようやく安心して任せられるようになってきた.
今では,

「いつものようにお願いします」

の一言で済む.
(先日はとうとう何も言わなかったのだけれど,
いつも通りに仕上がった)

おじさんの洒脱な会話も快く,
約1時間のリラックスタイムとなる.

床屋というのは,髪やひげを切りそろえるという場だが,
それ以上の効果があることは間違いない.
安心して任せられる床屋での時間は,
私の数少ない癒しなのである.

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