2009年3月4日水曜日

霞が関ビル何杯分

こんなことを書くと怒られるのだけれど,
半ベソをかいて,報告書書いています.
私は頑張っております...

さて,忙しいのではあるのだけれど,
昨日は東京に出張だった.
行先はいつもの市ヶ谷近辺ではなく,珍しく霞が関ビルだった.
地下鉄 丸の内の霞が関駅から歩いて行ったのだけれど,
久しぶりに歩く霞が関の街並みにはワクワクした.

そんなところでワクワクするのもおかしいと言われそうだけれど,
私は「帝都物語」という小説や映画を観て
育った世代なのである(とはいえ,すでに学生だったけど).
その物語の世界では魔人 加藤の手からの帝都を防衛するために,
省庁の役人や渋沢栄一,幸田露伴なんて人までが活躍するのである.
だから財務省の前を歩けば,あの登場人物がいたところだなどと
思ってしまうのである(当時は,大蔵省だったけど).

これが霞が関なのだなぁと首をキョロキョロさせて
歩いていたから,たぶんずいぶん挙動不審に思われたことだろう.
だからというわけではないけれど,
あちらこちらに見かける警察官の数の多さや,
外務省の中から音もなく出てきた黒塗りの車を見ても,
私が小市民なせいか,どぎまぎとしてしまった.
けれど,なにかそうした刺激が新鮮で,
なかなか気分が良かった.

そして,久しぶりに訪れた霞が関ビルなのだけれど,
すっかり以前のことは忘れてしまっていた.
(何かの委員会で来たはずなのだけれど)

ただ子どもの頃はよく,容積の大きさを比較するといえば,
「霞が関ビル何杯分」などと言っていたから,
その直方体の形状を下から見上げると,
「あぁ,これが」などという感慨がある.
結局,何立方メートルなのかはいまだに知らない.

....そこで,今,
ネットで霞が関ビルの容積を調べてみた.
約50万立方メートルらしい.
全然実感ができない.
風呂一杯が200リットルとすると,
250万杯分.
ますますわかんない.


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