もう1,2ヶ月前のことになるのだけど,梅田のジュンク堂書店(ロフトの前のところ)に新刊をさがしに足を運んだ.その2階ではいつもどおり何かしらのフェアが開かれていたのだけれど,ふとフェアの棚を見ると高松寿嗣氏の写真が飾られていることに気づいた.
高松寿嗣といってもピンと来ない人も多いかもしれないけど,高松寿嗣といえば現代のニンジャマスター初見良昭氏の師匠で,多数の武術・忍術をおさめた伝説の人なのである.
私は驚いて,その棚に近づいてみると案の定,初見良昭氏の写真も飾られている.こちらは有名だから知っている人も多いと思うけれど,世界の忍者を目指す人から先生と仰がれている凄い人なのだ(昔,「世界忍者戦ジライヤ」という特撮モノがあって,主人公の忍者の師匠も演じられている.(ただし声は吹き替えだったような覚えがある).でも,動画などを見れば一目瞭然,すごい人なのだ).
どうも忍者フェアだったらしい.
別の棚を見てみると,なんと種々の手裏剣が売られている.それもジュラルミン製の銀に光る大きな星型の手裏剣が.手にとって見てみるとそれなりに重くて,投げられたら怪我をしそうである.さすがに刃引きはしてあるようだけれど,凶器に十分なりうる.こんなものが書店で売られているとは...複雑な思いを持った.
となりにはラバーナイフなども売られていて,こちらについてはDisarmする技術を練習するためにいろいろな格闘技で使うからまだ理解できるのだけれど,手裏剣は...
もちろん,忍者映画に出てくるような十字平型手裏剣というのは余り使われていなかったと言われていて,根岸流などでは少し特殊な手裏剣を使うけれど(でも棒手裏剣の一種といえるのではないかな),一般的には棒手裏剣がよく使われていたようである(投げ方も直打法).
たぶんコスプレ用あたりなのだろうかとも思うけれど,やっぱり一つ間違えば人に怪我をさせる武器になりうるので,公然と売られているのには違和感を覚える.カバンに入れて持ち歩いていたら職質されても言い訳はできないだろう.
しかし,ジュンク堂は相変わらずマニアなフェアをする.いろいろとジュンク堂オススメの本を買って,「当たり」だったと思うことも多いので,決して悪くは言えないのだけれど.
2017年6月8日木曜日
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