2019年4月23日火曜日

深夜のお酒のCMに思う

深夜にテレビを見ているとお酒のCMばかり流れているように思う.そしてそれをみて,日本はどんどん貧しくなっていることを実感する.

ビールよりも発泡酒やサワーのような安くて酔える,つまりは燃費がいいというかコストパフォーマンスが良いお酒のCMばかりなのだ.「せんべろ」という言葉があるけれど,日本がどんどん貧しくなっている証拠ではないかと思う.海外にいくと食費をはじめ物価の高さにびっくりするけれど,日本が逆に安すぎるのだ.給料が上がっている実感がないから高いものが買えないのだ.

私が学生だったころ,たとえばマルチェロ・マストロヤンニがコニャックのマーテルのCMに出ていたり(「これはマーテルのたくらみか」),サントリーのウィスキーのCMに見るからにお金がかかっていたり(例えば「ランボー,あんな男ちょっといない」(ローヤル)とかマンハッタントランスファーの「アメリカンで飲る」(VSOP)とか,もっと古いとサミー・ディヴィス・Jr,いや,あれはホワイトで安酒だったか)と,CMに夢があったような気がする.

今は,なにもかもが安っぽい.
世の中が疲れているからなのかな.もっと余裕があってもいいような気がする.

0 件のコメント:

コメントを投稿

慈眼温容(1)

 私が一番にご恩を受けている合氣道のO先生のお話。 O先生はたいへんご自分に厳しく,自己を律していらっしゃった。しかし,あるときに藤平光一先生が, 「O君は,”春風を以て人に接し、秋霜を以て自ら粛む”ではなく,人に接するときも秋霜を以てしているね」 とおっしゃられたそうである。ま...