2025年7月27日日曜日

万博に行ってきた

 万博に行ってきた。もちろん,仕事である。

万博の一角で新潟県の展示が7/13~7/17にあり,そこに長岡技術科学大学の地域防災実践研究センターからの展示がされるとのことで出張したのである。

当日は,知事や市町村の首長などがいらっしゃって,新潟県で開発された微生物を用いた浄水器や雪を用いた冷風機の展示にたいへん満足されていたようで,良い結果ではあったのだけれど,とにかく,なんといっても,たいへんに暑かった。そのおかげで,タオルを濡らすことができる浄水器と,雪で冷やされた冷風で「生き返る」冷風機の2つの展示は,ひっきりなしに人が訪れていて,好評だった(2つの展示とも私の研究ではなく,センターに所属されている先生のものです)。

初日の日曜日は,ブルーインパルスの展示飛行があるとのことで,どうも入場者は平均を大きく上回る17万3000人を超えていたとのことである。どこへいっても人ばかり。リングの下は日陰になるので人が涼をとりに集まっていて,大混雑。パビリオン入場のための人の列も熱中症を防ぐためにリングの下に移動されていて,歩くのもやっとの状況だった。

それでもブルーインパルスの飛行も見ることができたし,人気パビリオンには到底入ることはできなかったけれど(パビリオンの予約も全然とれなかったし。そもそもネットのサイトにつながるだけでも大変だった),やはり「祭り」というその雰囲気には大変満足した。

国際機関のパビリオンがあって,並ばずに入ることができたので,涼むためにも足を運んでみた。国際機関というのは,ASEANや国際科学技術センター(ISTC)など5つの団体であって,それぞれが展示をしていた。

その機関のひとつとして「国際熱核融合実験炉ITER」の展示があった。そういえばつくば万博でも日本原子力研究所の核融合の展示があったなぁ,と思いながら,どんな展示があるのだろうと思って近づいてみると,ITERの模型の隣にかつての同僚が説明員としていたので驚いた。

「Tさん!」と声をかけてみると,向こうもびっくりしている。どうも当日の7月13日は,「ITER」のスペシャルデーだったらしく,イベントで知り合いが会場に来ているのだという。残念ながら,イベントは見ることはできなかったが,数人の方々に挨拶することができて,たいへんうれしかった。

17万人以上いた入場者の中で,こんな同期に会えるなんて!ほんとうにびっくりした。本当に運が良かったのだと思う。

ということで,肌を真っ赤に焼いて,脱水症状でふらふらになりながら会場を後にした。出口のゲートから駅のホームに行くまでも20分くらいかかったけれど,その代わり夜のビールはすばらしく美味しかった。

今回の万博は,暑さと人の多さと,そして偶然の出会いが記憶に残ることになりそうである。

入場前の列。日傘,帽子は必須。私は忘れたけれど。


2025年7月26日土曜日

私の趣味は

 私の趣味はごくごく平凡で,

  • 読書
  • 映画鑑賞
  • 音楽鑑賞

である(あとはテレビを見ること)。

しかし,最近答え方が変わってきた。現在の私の趣味は

  • 読書,本を読んでないけれど。
  • 映画鑑賞,映画を観ていないけれど。
  • 音楽鑑賞,音楽を聴いていないけれど。

となる。私にとっては仕事が人生の100%を占めているわけではないので,趣味の時間がとれないこの状況はかなり問題である。

趣味の時間も仕事と同様,しっかりととりたいと思う。


2025年7月6日日曜日

機動戦士ガンダムジークアクスと別の世界線

 機動戦士ガンダムジークアクスを見ていた。私のようなお爺さんであっても楽しめる作品になっていて,すこぶる感心した。高年齢のファン層にも,オリジナルを知らない若い層にも,楽しんでもらえるようにいろんな要素がてんこ盛りされていて,そうした作品に仕上げるまでの工夫,努力に頭が下がる。。。

(以下,ネタバレあります。もう時効かとは思いますが)

結局,私たちが見ていた世界は,別の世界のララァが作り出したものだったということだったのだけれど,それでは主人公たちはララァが殺されると存在がなくなるということなのだろうか?最終回では,その世界は継続されていたけれど。。。(ララァは死んでいない?)

こうした「実は別の世界線だった」という話はこの10年くらい増えているような気がする。そもそも昔は「世界線」という言葉もなかったし,たぶん正式な物理用語でもないだろう。ある時点を分岐点とし別の可能性があったとして存在する世界,というふうに私は解釈しているのだけれど,疑問はたくさんある。その一つが別世界を支えるエネルギーに関するものである。

たとえば今回のジークアクスの世界がララァが作ったものだとしたら,そのためのエネルギーはどこからやってきているのだろうか?ある世界を創造し維持するために,一体どれだけのエネルギーが必要かを考えてみると,それがララァという一個人の精神エネルギーで支えられているとは到底思えないのである。ララァの精神はビッグバンをいくつも生み出すほどのエネルギーを持っているというのだろうか?

まどか☆マギカ」でもいくつもの世界線の話が出てきていた。そのころからずっと世界線がどのようなエネルギーによって作り出されているのか気になっている。選択による分岐の可能性はあるけれど,それで別世界が創造されるというしくみが全く想像できないのである。いつかそれが説明されるSFがあればよいと思っている(まどマギでは魔法という物理法則を超えた理由になっていたけれど)。

ただ,ジークアクスの場合は,すべてはララァの心の中の想像だったという夢オチで終わる可能性もあるのだけれど。

2025年7月5日土曜日

佐野元春のようにカッコよく年をとりたい

 先日,NHKの番組「あさイチ」に佐野元春が出演していて,そのカッコよさが話題になっていた。彼はもう69歳とのことだけれど,私も憧れる相変わらずのカッコよさ。あのイチテンポ遅れて話始める穏やかな語り口とイノセントな笑顔の魅力は,歳をとってからますます磨きがかかっているようだ。そしてこれから全国ツアーを始めるのだという。どれだけエネルギッシュなのか。これから10年以上経って自分が彼のようになっていることなど,とても想像できない。一体どんな生活を送っていたら,あのような69歳になれるのだろう...

素敵に年齢を重ねるということに私はずっと憧れている。歳をとって,しわくちゃになって,よぼよぼになって,ちいさくなってもいい。でも,そこに「素敵さ」があればよいのだと思う。汚くなって,みみっちくなって,貧相になっていくのは,なんとか避けたい。私はもうとっくに老齢だけれど,素敵な爺さんになりたいと思う。

佐野元春はそのひとつのロールモデルになるけれど,さらに年上の目標としてはデヴィッド・ボウイがいる。彼が60歳くらいときのライブの映像を見ると惚れ惚れする。彼の場合,どんなに年老いても,「美しさ」を感じる。そして「軽やかさ」を感じる。あんな美術品みたいなオジサンもいるのだ。

年齢を重ねてもまだエネルギッシュといえば,トム・クルーズを忘れてはいけないだろう。しかし,私の趣味でいわせていただければ,彼はパーフェクトすぎる。彼の努力が完璧すぎるのだ。たぶん彼が近くにいたら私は緊張してしまうだろう。もう少し肩の力が抜けた大人になりたい(もちろん,トム・クルーズを尊敬していることには変わりがない)。

日本人だったら,私が目標としたいのは,三船敏郎,原田芳雄,成田三樹夫あたりかな...存命な人ではあまり思いつかないのだけれど,渡辺謙,真田広之は私にとってはギラギラ,キラキラしすぎるかな(勝新太郎千葉真一もそう)。一方これから期待したいのは木村拓哉。彼の歳の取り方には今後も注目していきたい。

こうしていくつかの目標をあげてくると,素敵に年をとるには,「品性」と「余裕」が大切なのだと気づく。人生自転車操業の私にはどちらも今のところ縁がない項目だけれど。。。

金運上昇で有名な高龍神社に参拝する

私は 神社を参拝することは大好き なのだけれど, まだ地元長岡の神社をすべてお参りできたわけではない。今回は,金運アップで有名な(らしい)高龍神社にお参りしてきた。 初夏,学会で長岡にいらした方も「高龍神社」にわざわざ参拝に出かけられていたくらい金運アップで全国的に(一部,龍神フ...