2007年5月23日水曜日

時間積分が大切

4年生が研究室に配属されると,
今までの勉強の仕方とずいぶんと様子が異なるので,
結構とまどう人が多い。

研究室に入ったら,まず何が一番大切か。
それは,研究室での滞在時間を長くすることである。

研究室で先輩たちと同じ空気を吸っているだけで,
実は何かを吸収しているのである。

研究室にいれば,どのような研究が進められているのか,
どの先輩がいま何に取り組んでいるのか,
そういったことがわかるようになる。

そうなると,自分がどんな分野を勉強したら良いのか,
どんなソフトウェアに習熟したら良いのか,
自分のベクトルも定まってくる。

研究室に来なければいつまで経っても情報はゼロである。
たとえ研究室に来て机に座っているだけでも,
わずかながらの情報が自分の中に蓄積されていくのである。

それは,すぐに研究に役に立つ情報ばかりとは限らない。
遊ぶための情報もあるだろう。
まぁ,それも学生生活には役立つ。
生活には潤いも必要だ。
しかし,それも情報がなければ始まらない。

4年生になったら,まずは研究室に居ること。
そうすれば,さまざまな情報が時間積分されていき,
いつか自分のベクトルを決定するのに役立つときがくる。

研究室に来なければ何も始まらないのだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿

アイアンマン2

 「アイアンマン」を観た あとに 「アイアンマン2」(2010年) を観た。「アイアンマン」がヒット作となり,続編が作られた。だいたい続編というのは面白さがいくぶん減るのだけれど,この続編は1作目に負けないくらい面白かった。 敵役を演じるのがなんといってもミッキー・ロークなのであ...