2007年10月5日金曜日

暑いのか寒いのか,そして人の服装とヒステリシス

朝晩はずいぶんと涼しくなり,
すっかり秋めいてきた.
と思いきや,まだ日中の最高気温は25度を
平気で越え,まだまだ昼間は半袖シャツの方が
良いのではないかとも思える.
学内を見ても,まだTシャツ姿が多いことだし.

春と秋の季節で,町行く人の服装を比べてみると,
同じ気温であっても,
春には長袖の人が多く,
秋には半袖の人が多い.

春には冬の名残があり,
秋には夏の名残がある.
すなわち,人の服装は過去の履歴を引きずって,
気温に応じて即座に変化するわけではない.
これをヒステリシス特性という.
(箪笥の中身を変えるのに時間がかかるということかな)

昨日,磁性体のB-H曲線を講義していたときに
こんな話をした.
実は,このネタは私が学生時代に電磁気学の講義で
内藤喜之先生に習ったことの受け売りである.
(まぁ,知識の伝達とは多くの場合受け売りになるのだけれど)

私はもうすっかり歳なので,
この朝晩と昼の温度差に身体がついていけず,
風邪をひいてしまった.
喉と熱はもうおさまったのだけれど,
まだ,頭痛,鼻水,咳に悩まされている.
おかげで今週はどうも調子がでなかった.

やれやれ,歳を取るつれ自己管理が難しくなるようだ.
少々の風邪でもずいぶんしんどく感じるようだし.

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