2007年10月1日月曜日

新学期の始まり ~ 教員に夏休みはない

今日から新学期が始まった.
では,いままで夏休みだったのか,と言われると,
実はそうなのである.
8月のお盆前から昨日までが,本学の夏休みであった.

こうした話をすると,大学は夏休みがあっていいですねぇと
良く言われるのだけれど,全くそうではない.
夏休みがあるのは,学生,それも学部学生だけである.

私たち教員は,ほとんど休みがない.
お盆に3日休んだだけである.
というのは,大学では8月頭まで講義があり,
まとまって学校を空けることができない.
したがって,学会や研究会は夏休みを狙って開催されることになる.
こうした学会や研究会をハシゴすることによって,
そしてさらに大学院の入試や編入学試験などもあって,
教員は夏休み,忙殺されるのである.

では講義が始まれば楽になるのかといえば,
もちろんそうではない.
講義の合間をぬって,出張や会議にでかけることになる.
講義も演習などがあってかなり大変なのである.
そのうえ,学生実験もこなさなければならない.

こうしてまた新学期も忙殺される.
もう大学に来て3年が過ぎ,
こうした状況にも慣れてきた.

あとは自分でどう時間をやりくりするか,というだけのことである.
長い時間をとることはできないので,
短い時間に集中し,それを組み合わせて仕事をこなす.
その技術をいま,身につけつつある.

なるほど教員というものは忙しい.
しかし,これが年末に向けて加速していくというのだから,
いまから体力をつけておくくらいしか対策がないのである.

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