就職活動もピークを過ぎてからこうした話題もなんですが,
面接試験やプレゼン(presentation)に関して思うことを,
このブログでいくつか書いていきたいと思います。
まず,「プレゼンは重要だ!」という話。
面接試験に限らず,仕事においては,
クライアントの前で,
上司の前で,
あるいは多くの聴衆の前で,
プレゼンを行わなければならないことがある。
このプレゼンの結果如何で,
自分の評価が決まったり,
あるいは仕事が取れたり取れなかったりするのだから,
それはそれは重要なのである。
民主党の代表に,管氏を破って前原氏が選出されたときも,
最後の最後で,彼の演説が素晴らしかったからだという。
プレゼンは人の心を動かすのだ。
その効果の大きさは次の米国大統領選挙においても
実感されることだろう。
政治家や会社の営業部だけの話ではない。
これまで一番縁遠かった研究者でさえ,
昔はアイデアとデータだけで勝負できたものが,
最近はプレゼンの良し悪しによって,
プロジェクトに予算がついたりつかなったりするのだから,
この能力は必要不可欠なものになりつつある。
まぁ折角の素晴らしい研究(提案)も,
プレゼンが悪かったら採用されないと思えば,
しぶしぶでもこの能力を磨くしかない。
(逆にソコソコの研究でも見栄えだけは良くなる)
だが,こうした能力を磨く機会があまりに少ない。
大学でプレゼンだけを教える講義は残念ながら大阪大学にはない。
小・中・高とどの課程においても,
ディベート技術と同様,
専門科目として教えることは少ないのではないだろうか。
資料の作り方,アニメーションの効果的な使い方,
ストーリーの作り方,話し方,
そして質疑応答の対応法。
こうしたことはこれまで個人のノウハウとしてしか
得られてこなかったのではないだろうか。
私は幸いにして以前所属していた研究所で
いろいろと勉強する機会があった。
上司に厳しく指導いただいたこともあるし,
他の先輩・後輩のみなさんのプレゼンをみて勉強したこともある。
それで少ないけれど幾ばくかのノウハウは得たように思う。
けれど,大学では,研究室においてさえ,
それをきっちり指導・勉強することは少ない。
せいぜい学会前の発表練習程度だろう。
そうした機会の少なさが,
面接試験の弱さにもつながっているのだと思われる。
結局のところ,プレゼン力は自分で勉強するしかないのが現状である。
これだけプレゼン力が重要だという世の中で。
とにかく,初回の記事として,今回言いたかったのは,
・プレゼンの良し悪しは非常に重大な結果の差を生む
・プレゼン力は結局自分の力で磨くしかない
ということである。
結局,プレゼンから逃げることはできないのだから
覚悟を決めて,自分の能力のBrush Upに取り掛かろう。
(ときどき,この話題で記事を書いていこうと思います)
2007年7月4日水曜日
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