2007年7月12日木曜日

趣味はCreativeでなければならない?

趣味は何ですか?

と尋ねられたら,何を趣味と答えるか.
なかなか難しい問題である.
特に面接試験などにおいては,
どのような趣味があるかという点で,
印象が良くなったり,
相手に覚えてもらったりする.
(相手を忘れないようにするために,
逆にこのような質問をすることもある)

最もよくある答えは

読書,音楽鑑賞

ではないだろうか.
私もそうだったりする.
(他にもあるけれど)

しかし,これではありきたりすぎて,
相手によく覚えてもらうという目的を
達することは難しいだろう.

しかしそれ以上に,私が学生時代,指導教官であるS先生に
教えていただいたことを思い出す.

「趣味とはCreativeなものを指すのであって,
単に読書や音楽鑑賞ではだめだよ」


確かに,単に音楽をBGMのように流し聴いて,
それを趣味と呼ぶには,ちょっと自主性が足りないなと思った.
しかし,読書や音楽鑑賞はれっきとした趣味であり,
また私の生活の中にも大きなウエイトを占めている.
どのような解決法があるのか,ずっと考えてきた.

最近になって,評論を書けば良いのではないかと
思い当たった.
単に,本を読みっぱなし,音楽を聴きっぱなし,ではもったいない.
そのときに感じたこと,思ったことを書き残せば,
そこに主体性が生まれ,
ひとつの立派な趣味になりうるのではないかと思ったのである.

ただし,小学生の感想文レベルでは面白くない.
他人の目を意識し,なにかを与える文章を
書くように努力していってはどうだろう.
(この「何かを与える」ということを作家の村上春樹は,
読者の心の位置を少しでも移動させる,という風に
表していたような気がする)
すなわち評論のレベルまで高められるようにしたら
良いのではないかと思う.

これまではこうした文章を書いたとしても,
それはあくまでも個人的な覚書程度にすぎなかった.
しかし,現代にはブログというものがある.
なんらかの形で他人の目に触れる機会がある.
それは大きな差である.
コメントがもらえたらうれしいのではないだろうか.
あるいは同好の士と意見が交換できたら,
楽しいのではないだろうか.
現代は,そうした機会が誰にでも持てる
すばらしい時代になりつつある.

趣味は何ですかと聞かれて,
読書と音楽鑑賞です.と答える.
その上で,自分のブログを紹介する.
ブログの内容は自分を知ってもらうには
もってこいのツールである.
(逆効果もあるかもしれないが)

Creativityを感じる趣味を持つ.
やっぱり素敵な感じがする.

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