先週末は,FDということで,若手教員の研修に参加してきた.
研修では,企業の講師の方2名を招いて,
企業が大学にもとめる人材,教育についてご講演いただいた.
残念ながら私は,都合のため2番目のご講演の後半しか
拝聴することができなかった.
しかし,それでも企業の方々が大学に期待するものについては,
ずいぶんと理解できたと思う.
企業でも新人の教育にはずいぶん頭を悩ましている.
ここ最近の新人の,基礎学力,基礎技術力,実践力等の不足に加え,
企業自体もその体力をなくし,教育に手を回せなくなってきている.
そこで,企業は大学と協力して,実践力を養う教育プログラムに注目し始めており,事実国からの予算でそうしたプログラムを立ち上げている大学もあるようだ.
基礎技術力とはなにか,と講師の方に質問したら,
モノを作るために必要な技術,たとえば品質管理,コストを考慮したエンジニアリングのようなものとのお答えいただいた.
しかし,私はそれらは大学でもともと教育してこなかったものではないのかと思う.
QA,QCといった品質管理の方法は学問としては確かに一部大学で教授されてはきたものの,それを多くの学生に実践的に学ばせる必要があるのだろうか.
ただでさえ,基礎学力が不足しているといわれ,講義しなければならないことも山ほどある.
それなのに,新たに教育する必要があるのだろうか.
従来は,品質管理の手法,プロジェクトマネージメントは就職してから身につけるものであったのではないか.
それが,企業における教育に手が回らなくなった結果,大学にしわ寄せしようとしているのではないかと思うのである.
プロジェクト志向型の教育も,学生たちの意欲を高めるには有効であると思う.
ただし,プロジェクト終了後その意欲が継続しないという問題点は指摘されてはいるようだが.
確かに従来とは時代がかわった.
大学でもそうしたことを考慮しなければならないことは本当だろう.
それで大学も対応しなければならないのはよくわかるのだけれど,企業ももう少し頑張ってほしいと思わずにはいられない.
2007年7月17日火曜日
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