2008年12月8日月曜日

春風に吹かれたように

私の好きな偉人のひとりに
山岡鉄舟がいる.

合氣道をご指導いただいている先生方が
一九会にゆかりの深いこともあって,
学生の頃は伝記なども読んでみた.

その業績はもちろん素晴らしいものだけれど,
私がもっとも好きなエピソードは,
山岡鉄舟は近くにいるだけで
ずいぶんと気持ちが良くなってしまうという
魅力をもつ人だったという話である.

鉄舟はときに厳格で怖いところもあったらしいけど,
そんな厳しい話をしていても,
近くにいるだけで弟子たちは
まるで春風に吹かれたように気持ちが良くなって
しまったらしい.

ふと,先日の合氣道部40周年記念祝賀会に参加し,
師範や先輩にお会いしたときに,
そんなことを思い出した.

そんな魅力をもつ人は確かにいるのである.

0 件のコメント:

コメントを投稿

桜を見ると思い出す

桜が満開である。 研究室でも花見BBQが行われ、まさに「花より団子」 、学生はだれも桜など見ずにひたすら食べることに集中していたけれど、食べづかれた私は桜をぼんやりと見ていた。 学生の一人が 「桜の樹の下には屍体が埋まっている!」と梶井基次郎の文章 を話していたので、そういえばそ...