2008年12月10日水曜日

Youtubeで宣伝を

新聞社の経営がたいへんなことになっているらしい.
たぶんテレビ局もそうだろう.
広告による収入が減っているのだと聞く.

確かにそうだ.
周囲の学生に聞いても,
新聞は読んでいない,
テレビは見ていない,という人が多い.
そういう人たちはインターネットが
情報収集の手段となっている.

私も新聞は読むけれど,
ずいぶんとテレビは見なくなった.
広告というのも,自然印象が薄くなる.
テレビのCMでも印象に残っているものは少ない.
そもそも見る時間も少ないのだから仕方がない.
(NHKを見ることが多いし)

こうなると,企業の側もいままでのように
広告枠を購入するということはないだろう.
だって,CMを見ないのだから,
その効果は少ないのは明らかである.
この不況下においては,
ますます企業は広告について考えることになるだろう.

新聞だってそうである.
新聞記事は,だいたいインターネットで済む.
昔は信頼できる,系統だてられた情報源として
活用していたけれど,
最近は社説も怪しいことが書いてあるし,
新聞記事の情報源もインターネットだったりする.
(データの信頼性もネットですぐに調べられるようになった)
私が熱心に読むのは週末の本の批評記事なのだけど,
それだって,信頼できるブロガーの記事を読む方が,
ずっとましなことが書いてあったりする.
(もちろん,素晴らしい批評もあって,
それを参考に本を購入していることも多いのだけど)

新聞内の広告は,よほどのことがなければ目にとめない.
ただ電車通勤ではなくなったので,
紙面の下にある週刊誌の広告だけはよく読む.
(記事のタイトルを見ているだけで面白い)

でも新聞は,近所のスーパーのチラシをもらうために
とっているという家庭も多いのではないだろうか.
こうして考えてみると,新聞の広告の前途も怪しそうである.

結局,新聞やテレビの広告は,今の状況が続くと
この先,あまり明るい未来はなさそうである.

一方,インターネットの広告というのはどうなのだろう.
YoutubeにCMの動画をUPすることによって,
効果はあるのだろうか.
私は意外に大学の宣伝をYoutubeでしたら
効果が高いのではないかと思っている.
高校生向けに.そして中学生向けに.

現在でも公開授業の様子を動画で紹介している大学はある.
講師のいろいろな工夫が見えて,参考にもなる.
進路に迷っている高校生たちには
良い判断材料にはなるだろう.

大学だけに限らずYoutubeで
もっといろいろな宣伝を行ったらどうかと思う.
たとえば学会とか,地域とか.
宣伝だけでなく,レクチャーなんかもいい.
パワーエレクトロニクスなどのTopicsでうまいことはできないだろうか.
現在,Power Electronicsで検索すると
インドのどこかの大学のパワエレの講義が
UPされているのが見つかったが,
初心者向けの動画はなさそうである.
なんとかうまく利用できないだろうか.
なんといっても掲載料は無料だし.

ただ,大学の宣伝はYoutubeだけでは足りないと思う.
それでは学費を負担する受験生の親に情報を届けることができない.
それはそれで別の手段が必要である.
そうなると,やっぱり新聞とかに頼ることになるのかもしれない.


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