最近身体を動かす時間がとれず,
感覚が鈍ってきているような感じがする.
内臓が身体の状態に,
そして心の状態に大きな影響を与えているのは
日頃の生活で実感するところだけれど,
筋肉だって,そうだと思う.
筋肉だって,脳から神経が
届いて動いているわけであり,
皮膚に存在する感覚器からの信号は
脳にフィードバックされているのだ.
人間の意識・感覚を司る器官ということで,
すぐに脳を思い浮かべてしまうけれど,
ある意味では,身体全体が脳なのである.
筋肉そのもので考えることはできないけれど,
筋肉の状態は,脳の処理に大きな影響を与えるから,
やはり思考システムの一部なのである.
身体全体で思考するという視点があっても
いいと思う.
そう考えると,昔のSF小説で「キャプテン・フューチャー」の
サイモン博士などは脳だけの存在だったけれど,
一体どんな思考をするのだろう.
あるいは「銀河鉄道999」に登場する機械化人間は
どのような感情をもつのだろう.
彼らは,身体全体で思考するということが
できないはずなのだから.
こう考えると,筋肉や内臓を
常に良い状態に保つということは,
日頃の思考を明哲なものにするためには
不可欠であると思われる.
またその一方で,不調がある場合に,
通常と異なる発想が生まれる可能性もあるだろう.
身体も脳の一部であるという考えは,
いろいろな観点を提供してくれる.
#まずは稽古に行きたい...
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