2008年6月19日木曜日

国際会議ならではの

昨晩のPESC08のバンケットは,
ホテルのプールサイドにテーブルを並べて,
700人以上の参加者を集めて開かれた.

私のテーブルは,私の出身研究室の
東京工業大学のみなさんの他に,
N大学のN教授,中国浙江大学のXu教授と学生,
アメリカのメーカの方々と
バラエティに富んでいた.

国籍で言えば,日本,中国,インドネシア,
ノルウェー,アメリカである.
こうした人たちとお話しするのは
本当に時間を忘れるほど楽しい.

国の文化の違いによるズレが
少しあって,それが逆に会話を弾ませる.
それでいて,アメリカン・ロックなどの
音楽の話になると,共通の話題で
盛り上がることができる.

日本人だけのテーブルもいいけれど,
こうしていろいろな国籍の人たちと,
わいわいやるのは,
国際会議ならではの機会であり,
大いに楽しみたい.

会議は本日で終了.
明日は帰国の予定である.
エーゲ海の青さに後ろ髪ひかれるけれど,
仕方がない.日本に帰ろう.

発表はそれなりに苦労があるけれど,
楽しみも多くある.
もちろん研究についても,
またいろいろと刺激を受けた.
帰国してからじっくりと
考えてみたいこともある.
国際会議はやはりよい経験なのである.
次の機会を目指してまた励みたい.

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