2008年12月24日水曜日

クリスマス・キャロル

クリスマス・イブである.
でも,相変わらず夜になっても研究室にいる.
まぁ,そんなもんです.

私は,クリスチャンではないのだけれど,
このクリスマスというものが結構好きだったりする.
なぜならば,いつもより多くの人が
他の人の幸せについて考えているような
気がするので.

残念ながらサンタクロースはいないのだけれど,
彼に託した子供たちと大人たちの夢は,
大変素敵なものだと思う.
そうした人の良心というものについては
信じることができる.
それは宗教に関係なく.

ということで,昔からクリスマスは
いろいろと楽しく過ごしてきたのだけれど,
この時期,読み返すことが多いのが,

「クリスマス・キャロル」 (C. ディケンズ).

原作も素晴らしいのだけれど,今回は映画をご紹介.
名作だけに,これまでに何作も映画やテレビ番組が
製作されているらしい.
私が持っているクリスマスキャロルのビデオは,
1950年代の白黒のアメリカ映画だったりするのだけれど,
BBC製作の1970年代のドラマが結構素晴らしかった.
正統派の演出である.
亡霊が結構怖くて,ちょっとドキドキしたりする.

その他,ディズニーもあるし(確かドナルドがスクルージ),
まだまだテレビドラマもあるようだ.

でも,一番のおススメは1970年のイギリス映画,
"Scrooge"かな.
これはミュージカル仕立てで,大変楽しい.
Tiny Timの歌声("Beautiful Day")もけなげで美しいし,
もちろんスクルージも,本当に憎々しくて(笑)素敵だ.
フィナーレで"Thank you very much!"と
街中の人たちが踊りながら,スクルージと行進する
シーンは思い出すだけでワクワクする.
この映画は,家庭で一度是非観てほしいと思う.
(日本語版があるかどうかはわからないけど)

その他,若者向けとしては,
"Scrooged!"( 邦題「三人のゴースト」)
という1988年のアメリカ映画がおススメ.
主人公がTV局の冷酷な若社長という設定で,
これをビル・マーレーが演じている.
("ゴーストバスターズ"とかに出演している喜劇役者.
最近では,"ロスト・イン・トランスレーション"という
映画で日本にも来ていたかな.まだ観てませんが)
やはり3人のゴーストがやってきて,過去,現在,未来を
見せられて,やがて奇跡につながるという
すばらしいハッピーエンド.
いろいろな人がカメオ出演しているので,
それも楽しい.
これは恋人のふたり向けなのかな...

とにかくクリスマス・キャロルは,
普遍的な人間の善悪を描いた名作で,
子供だけでなく大人もぜひ読んで欲しいのだ.
そしてたまには映画で世界を楽しむ.
なんて素敵なクリスマスなんだろう!

みなさん,素敵なクリスマスイブを!




###(オマケ)

このブログの元ネタである

"It's a wonderful life!"(邦題「素晴らしき哉,人生!」)も,

クリスマスが舞台の心温まる名作でおススメ.
そして,これを皮肉としているのが,
"Exosist 3" (1990).
これもいい.後味が悪いこと,太鼓判.

実は,今晩は
"Smoke"(1995)
を観たいと思っている.
これはポール・オースター原作の
"オーギー・レンのクリスマス・ストーリー"に基づいた映画とのこと.
うちの奥さん,ちゃんと借りてきてくれたかな...





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